松本市議会 > 1991-02-18 >
02月18日-01号

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  1. 松本市議会 1991-02-18
    02月18日-01号


    取得元: 松本市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-04
    平成 3年  2月 定例会--------------------------------------           平成3年松本市議会2月定例会会議録               第1号--------------------------------------        平成3年松本市議会2月定例会が2月18日午後1時        松本市議場に招集された。--------------------------------------           平成3年2月18日(月曜日)--------------------------------------             議事日程(第1号)                       平成3年2月18日 午後1時開議第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議案第 1号 松本市公文書公開条例     第 2号 松本市個人情報保護条例     第 3号 松本市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例      第 4号 松本市霊園条例の一部を改正する条例     第 5号 松本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例     第 6号 松本市平瀬保養所条例の一部を改正する条例     第 7号 松本市松本駅前広場条例の一部を改正する条例     第 8号 松本市保育所条例の一部を改正する条例     第 9号 松本市交通及び災害遺児等福祉金条例の一部を改正する条例     第10号 松本市心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例     第11号 松本市農業集落排水処理施設の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例     第12号 松本市農業委員会に関する条例の一部を改正する条例     第13号 松本市美ケ原温泉センター条例     第14号 松本市アルプスドリームコースター条例の一部を改正する条例     第15号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例     第16号 松本市下水道条例等の一部を改正する条例     第17号 松本市水洗便所等築造資金貸付基金条例を廃止する条例     第18号 松本市消防本部及び消防署設置条例の一部を改正する条例     第19号 松本市立小学校中学校条例の一部を改正する条例     第20号 松本市立幼稚園条例の一部を改正する条例     第21号 松本市公民館条例の一部を改正する条例     第22号 松本市教育文化センター条例の一部を改正する条例     第23号 松本市体育施設の設置管理等に関する条例の一部を改正する条例     第24号 松本市職員定数条例の一部を改正する条例     第25号 松本市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例     第26号 平成2年度松本市一般会計補正予算(第6号)     第27号 平成2年度松本市松本城特別会計補正予算(第2号)     第28号 平成2年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)     第29号 平成2年度松本市老人保健特別会計補正予算(第2号)     第30号 平成2年度松本市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)     第31号 平成2年度松本市下水道事業特別会計補正予算(第3号)     第32号 平成2年度松本市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第4号)     第33号 平成2年度松本市霊園特別会計補正予算(第2号)     第34号 平成2年度松本市流通業務団地建設事業特別会計補正予算(第4号)     第35号 平成2年度松本市中央駐車場事業特別会計補正予算(第2号)     第36号 平成2年度松本市住宅団地建設事業特別会計補正予算(第2号)     第37号 平成2年度松本市本郷観光施設事業特別会計補正予算(第2号)     第38号 平成2年度松本市松本臨空工業団地建設事業特別会計補正予算(第3号)     第39号 平成2年度松本市水道事業会計補正予算(第1号)     第40号 平成3年度松本市一般会計予算     第41号 平成3年度松本市松本城特別会計予算     第42号 平成3年度松本市国民健康保険特別会計予算     第43号 平成3年度松本市老人保健特別会計予算     第44号 平成3年度松本市農業共済事業特別会計予算     第45号 平成3年度松本市下水道事業特別会計予算     第46号 平成3年度松本市公設地方卸売市場特別会計予算     第47号 平成3年度松本市霊園特別会計予算     第48号 平成3年度松本市流通業務団地建設事業特別会計予算     第49号 平成3年度松本市中央駐車場事業特別会計予算     第50号 平成3年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算     第51号 平成3年度松本市住宅団地建設事業特別会計予算     第52号 平成3年度松本市本郷観光施設事業特別会計予算     第53号 平成3年度松本市松本臨空工業団地建設事業特別会計予算     第54号 平成3年度松本市農業集落排水事業特別会計予算     第55号 平成3年度松本市水道事業会計予算     第56号 工事請負契約の締結について((仮称)松本市基幹図書館新築主体工事)の議決更正について     第57号 松本市公共下水道根幹的施設宮渕浄化センター建設工事委託に関する基本協定の締結についての議決更正について     第58号 市有財産の取得について個別学習機器(パーソナルコンピュータ)     第59号 市有財産の処分について(旧市場跡地総合団地整備事業用地)     第60号 市道の廃止について     第61号 市道の認定について     第62号 市道の変更について     第63号 住居表示に関する法律第3条第1項の規定による当市の市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について     第64号 町の区域及び名称の画定について     第65号 字の区域の変更について     第66号 字の区域の変更について     第67号 土地改良事業の施行について     第68号 平成3年度農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価について     第69号 農作物共済、蚕繭共済及び園芸施設共済の無事戻しの実施について         ------------------------   議長    大槻政彦君      副議長   船津由嗣君出席議員(36名)      1番  秋山泰則君       2番  田辺哲雄君      3番  池田国昭君       5番  中田善雄君      6番  田口悦久君       7番  萩原清君      8番  上条和夫君       9番  黒田昭治君     10番  堀内信君       11番  藤沢詮子君     12番  藤森晋君       13番  田口哲男君     14番  松田弘君       15番  田口敏子君     16番  竹村常雄君      17番  北原昇君     19番  高山政彦君      20番  大和代八君     22番  飯沼瑛君       23番  宮沢良勝君     24番  太田二三君      25番  亀井正君     26番  窪田稔君       27番  塩原喜人君     28番  小林恒雄君      29番  中沼浜司君     30番  小笠原栄一君     31番  木下文武君     33番  高野拓雄君      34番  小原仁君     35番  船津由嗣君      36番  百瀬常雄君     37番  矢崎徳納君      38番  田中次郎君     39番  大槻政彦君      41番  赤羽駿郎君欠席議員(3名)     18番  柳沢貞雄君      21番  細口人至君     32番  飯沼伴雄君欠  員(1名)         ------------------------説明のため出席した者  市長      和合正治君   助役      大友博幸君  収入役     小平靖彦君   総務部長    深沢豊君  企画財政部長  横内幸生君   生活環境部長  小松章夫君  社会部長    南原利尋君   農政部長    萩原博君  商工部長    飯村政春君   建設部長    中島博君  都市開発部長  長瀬徳幸君   下水道部長   小松二郎君  水道局長    徳武幸直君   教育委員長   深沢擴君  教育長     松村好雄君   教育次長    大池光君  消防長     降籏旭彦君   空港対策    浜憲幸君                  本部長  流通団地    赤羽進君    市街地開発   古田悦郎君  関連本部長           対策本部長  行政管理課長  田中正文君   企画課長    萩原寿郎君  財政課長    坪田明男君         ------------------------事務局職員出席者  事務局長    藤森坦      事務局次長   降旗哲生  次長補佐兼   井口羌之     次長補佐兼   古屋剛  庶務係長             調査係長  議事係長    萩原俊次     主査      宮下輝元  主事      渡辺明      主事      原田美幸  主事      守屋千秋         ------------------------本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり。         ------------------------ 午後1時11分開会 ○議長(大槻政彦君) これより、平成3年松本市議会2月定例会を開会いたします。 現在までの出席議員は35名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。市長より、議案が69件提出されております。また、地方自治法第 180条第2項の規定に基づき、市長の専決処分事項の指定にかかわる報告が3件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 次に、陳情書が8件提出されております。皆さんのお手元に陳情文書表第1号としてご配付申し上げてあるとおりであります。これはそれぞれ記載の常任委員会に回付しておきます。 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。         ------------------------ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大槻政彦君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第 126条の規定により、議長において8番 上条和夫君、9番黒田昭治君、10番 堀内 信君を指名いたします。         ------------------------ △日程第2 会期の決定 ○議長(大槻政彦君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月7日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) よって、会期は18日間と決定いたしました。         ------------------------ △日程第3 議案第1号から第69号まで ○議長(大槻政彦君) 日程第3 議案第1号から第69号までの以上69件を一括上程いたします。 議案の件名につきましては事務局長をして朗読いたさせます。     (事務局長議案件名を朗読) ○議長(大槻政彦君) 当局から提案理由の説明を求めます。 和合市長。 ◎市長(和合正治君) 〔登壇〕 本日ここに平成3年松本市議会2月定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましてはおそろいでご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 20世紀も余すところ10年となりまして、私どもは、戦いと混乱の多かったこの世紀を顧みるにつけましても、せめて残る10年は、世界の平和と繁栄を確立し、よりよき地球社会を子孫に手渡したいという念願をしていたところでございます。 しかしながら、ついに湾岸戦争が勃発をいたしまして、日々痛ましい戦火のニュースを聞き、日々暮らしの不安の募る中で今日を迎えることになりましたことは、まことに遺憾としか申し上げようのないところでございます。 平和都市を標榜している我が松本市といたしましても、関係諸国の英知により、平和的解決の一日も早からんことを心より願う次第でございます。 さて、本年は私にとりましても、与えられました任期の最終年度になるわけでございまして、新年度の市政の組み立て、それに伴う予算等につきましては別途ご説明を申し上げるとおりでございますが、まず当面の市政に触れて、若干申し上げたいと思うのでございます。 とうとうと流れる川の水は、無数の水の集まりではございますが、そのいかなる水も川の流れに逆らうことはできません。それと同様に、一地方自治体まちづくりといえども、やはり大きな歴史の流れの中にあり、その流れに沿うものであろうと思うのでございます。 今日、世界は対立から協調の時代へ流れておりまして、日本は成長から成熟へ、そして成熟したまま安定しようという時代へ流れておりまして、私は都市の経営におきましても、そのことを念頭に置かなくてはならないと思うのでございます。 立場により意見が分かれ、対立するのは、ある意味では当然でございます。しかし、その対立の中から、よりよき一致点を見出して初めて前進があるわけでございます。 また、成熟したままの安定という時代の中では、かつての高度成長時代のように、勢いに任せてあれもこれも一挙に前進というようなスピードよりも、できる限り矛盾を生み出さず、住みよい自然や環境を守りつつ穏やかに前進する、しかし確実に前進する。私は今、この穏やかな前進、確実な前進の時代に入っていると思うのでございます。 ご承知のとおり、松本市は昨年国勢調査において、初めて人口20万を超えました。決して無理することなく、地道な努力で、徐々に穏やかに20万都市を実現いたしました。そして、ことしの1月1日の日本経済新聞の「都市の豊かさ、都市の住みよさ」ランキングにおきまして、我が松本市は全国の上位にランクをされております。 私は、やはり都市の豊かさ、住みよさというものは、都市の主人公である大多数の市民が、いかに安んじて住める環境を満たしているか、この一点にかかっていると思うわけでございます。 先般は、懸案の安房トンネルがいよいよ長野県側から本坑建設に着手をいたしましたし、本年はいわゆる大規模施設の完成も相次ぐというようなことで、より一層穏やかな、しかし確実な前進の実りを見る年でもございますが、私もなお気持ちを引き締めまして、市政に邁進する覚悟でございますので、どうか一層のご鞭撻のほどをよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 次に、予算など提出議案について申し上げる前に、国と地方の財政状況について申し上げたいと思います。 予算編成の背景となります経済見通しにつきましては、民間設備投資や個人消費は依然として堅調に推移をしておりますが、直近のもろもろの経済指標は減速傾向にあり、加えて湾岸戦争による懸念もあって、この2月で51カ月を迎えた景気拡大に陰りが見えてきたと言われております。 このような情勢を踏まえ、国は、内需を中心とした景気の持続的拡大対策物価安定策を経済運営の基本に据え、明年度の国民総生産は 459兆 6,000億円程度、実質成長率は 3.8%程度と見込んでおります。 このような背景のもとで編成されました明年度の国の予算案によりますと、一般会計の総額は70兆 3,474億 1,900万円で、初めて70兆円を超える予算規模となり、前年度当初予算比では6.2 %の伸びとなっております。このうち政策的な経費であります一般歳出では、前年度当初予算比 5.3%の増の37兆 2,382億 3,400万円で、昭和54年以来12年ぶりの高い伸びとなっておりまして、公共事業につきましては、 2,000億円の新たな生活関連枠の設置もあって、6%の伸びとなり、総じてやや景気配慮型の予算と言われております。 特に国は、平成2年度に赤字国債発行からの脱却を実現したところから、 168兆円に達すると言われている国債残高累増体質からの脱却を新たな財政再建の目標として掲げ、実施初年度である明年度は、税収の伸びが低いと見込まれることから、地方交付税の特例減額などにより、国債の発行額を前年度比 4.5%に縮減した結果、公債依存度は昭和47年度以来最も低い 7.6 %となり、歳入構造の面では財政体質改善型の予算としたことが最大の特徴でございます。 次に、このほど明らかにされました地方財政の収支見通しによりますと、地方財政計画の規模は70兆 8,848億円で、前年度比 5.6%の増を見込んでおりまして、これも国の予算と同様に初めて70兆円台の規模となっております。 このうち歳入につきましては、地方税、地方交付税等の一般財源について一定の伸びを確保する一方、地方債の縮減によって、一般財源比率は過去最高の69.5%とするなど、地方財政も国と同様、財政体質を一層改善することとしております。 次に、歳出については、国の公共事業拡大方針を基調といたしまして、投資的経費は前年度比 6.5%増を見込んでおり、特に地方単独事業については、地方団体に対し、地域振興や生活関連施設の整備など、住民生活に直結する施策の積極的な取り組みを地方団体に求め、10%増の高い伸びを見込んでおることが大きな特徴となっております。 以上申し上げました明年度の国と地方の予算編成を通じ最大の課題は、国庫補助負担率の復元であり、また地方交付税の特例減額であったわけでございます。 このうち国庫補助負担率の復元につきましては、ご承知のとおり、公共事業に係る補助金カットは平成2年度までの暫定措置とされていたわけでございますが、国の財政事情を考慮をし、平成5年度までの暫定措置として、昭和61年度に適用された補助率とすることで、関係政府機関との合意が図られたところでございます。 また、地方交付税の特例減額につきましては、先ほど申し上げましたように、国の財政体質の改善を図るため、地方交付税交付金について 5,000億円の特例減額措置がとられることになったわけでございますが、全国市長会等地方6団体は、こうした措置は地方財源を一方的に圧縮するものとして強く反対の立場を貫き、国の関係機関に対し善処方運動を展開してきたところでございます。この結果、特例減額は、従来の地方の借金を国の借金に肩がわりをし、実質的には地方財政に支障を来さない方法で措置することで決着を見たところでございます。 私は、そもそも地方自治体は、住民に最も身近な行政主体として、高齢社会への対応や、地域経済の構造変化など、増大する行政需要に的確に対処していくことが期待されており、とりわけ都市行政が担う役割はますます増大をしておりますことから、都市財政の充実強化は大きな課題であると考えております。 したがいまして、国庫補助負担率の問題といわず、地方交付税問題といわず、昨今の地方財政問題は地方自治体そのものにかかわる重要な問題でございますので、引き続き地方財源の確保について、全国市長会などを通じて強く国に働きかけてまいる所存でございますので、議会におかれましても、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第でございます。 それでは次に、提案いたしました議案について説明を申し上げます。 本日提案申し上げました議案は全部で69件でございまして、その内訳を申し上げますと、条例の制定、改正、廃止25件、補正予算及び当初予算合わせて30件、契約等の議決更正2件、財産の取得及び処分それぞれ1件、市道の廃止、認定、変更合わせて3件、その他7件となっております。 初めに、平成3年度予算について申し上げます。 まず、予算編成の基本的な考え方でございますが、明年度は私の4期目の締めくくりの年に当たりますことから、公約の実現と、また21世紀初頭を展望しつつ改定いたします松本市総合計画の実施初年度に当たりますことから、その基本理念といたしております「創造性豊かな活力ある都市」、「うるおいとやすらぎのある都市」、「魅力ある中核都市」の実現を目指して諸施策を的確に取り込み、20万市民の総合的な福祉の向上を一層図ることを基本姿勢として明年度の予算編成を行ったところでございます。 具体的には、第1に、長寿社会対策保健医療対策大型店対策、ごみ・し尿処理対策国際化対策など、市民生活に密着した最も今日的な行政課題に対応するための諸施策を充実強化をし、市民福祉の向上を図ることとしております。 第2に、当面の重点課題であります松本空港拡張整備関連事業につきましては、当初計画に沿って事業の推進を図ることとしており、また大規模イベント信州博覧会、松本城 400年記念イベントにつきましては、その成功に向けて万全を期することとし、計画的に事業の推進を図ることとしております。 第3に、継続の大型3大施設につきましては、滞りなくその竣工を期することとしたほか、教育文化都市としての基盤づくりを一層推進するため、ハード、ソフト両面の新規事業の取り込みを図るなど、将来に向かって「生き生きとし光り輝く都市」づくりを積極的に推進することとしております。 その結果、明年度の一般会計の予算規模は、前年度当初予算比 4.9%増の 522億 9,500万円で、初めて 500億円の大台を超えましたが、将来にわたる財政構造の弾力化に配慮し、地方財政計画の伸びを下回る堅実基調の予算化としております。 また、特別会計では 322億 1,074万円で、前年度当初予算比 0.9%の低い伸びとなっておりますが、これは主として中山住宅団地建設事業及び臨空工業団地建設事業がほぼ完了したことによるものでございます。 なお、公共用地取得事業特別会計につきましては、公営住宅用地の一般会計への処分が平成2年度をもって一段落をしたため、皆減となっております。 さらに、水道事業会計では71億 7,738万円で、前年度予算比 6.5%の減となっておりますが、これは下水道建設事業に関連して、水道管布設がえ工事の減などによるものでございます。 それでは、一般会計予算の主要なものについて、費目に従いまして歳出から申し上げます。 まず、総務費でございますが、松本市総合計画の改定につきましては、議会を初め多くの市民の皆様のご協力を得て新しい基本構想が決定をされ、第5次基本計画につきましても現在鋭意策定作業を進めているところでございますが、明年度は計画実施の初年度に当たりますことから、21世紀の初頭を展望した松本市の目指す都市づくりの基本理念と具体的な施策について市民の皆様のご理解とご協力をいただくための経費を計上しております。 また、かねてから懸案となっておりました、将来における松本市のマクロの土地利用計画の指針とするための国土利用計画を明年度から策定に着手することとし、これに係る経費を新たに計上しております。 さらに、信州博覧会及び松本城 400年記念イベント事業につきましては、冒頭で申し上げましたとおり、平成5年度の開催に向けて万全な取り組みを進めることとし、近く基本構想及び基本計画案がまとまる運びとなりますので、事業を具体化してまいる所存でございます。明年度からは、事業の実施主体を官民による実行委員会にゆだね、基本構想を踏まえて策定される実施計画と基本設計及び広報宣伝活動などに係る負担金を措置しております。 なお、私学の振興を図るため、新たに松商学園短期大学の学科増設に係る補助金を計上したほか、長野朝鮮学園の運営費の助成を増額することとしております。 次に、民生費について申し上げます。 住民福祉の向上は、市民のだれもが希求する課題であり、行政の究極の目的でもあり、かつまた、私の重点施策の1つでありますことから、今日まで諸施策を通じて市民福祉の向上に鋭意努めてまいりましたが、明年度におきましても、今日的課題となっております長寿社会対策の充実について重点的に取り組むこととしております。 具体的には、総合社会福祉センターに次ぐ在宅福祉サービスを中心とする保健福祉の拠点として、北部拠点複合施設の建設に向けての調査費を計上したほか、新たに国庫補助を取り込み実施するソフト事業といたしまして、松本市社会福祉協議会が実施主体となります地域福祉ネットワークづくりのためのふれあいのまちづくり事業への助成、在宅福祉の人材の掘り起こしなどを一層推進するための在宅福祉サービス推進事業に係る経費のほか、デイ・サービスセンターやまがたなど、新設の老人福祉施設の入所措置費、また家庭奉仕員の増員に伴う経費、寝たきり老人、痴呆性老人のための福祉手当の増額など、在宅、施設福祉の両面にわたる長寿社会対策の充実に配慮したところでございます。 さらに、児童福祉につきましては、二子児童センター建設事業費、また渚保育園移転改築事業費を新たに計上したほか、鎌田児童センターにつきましては、平成4年度に西部図書館と併設で建設することとし、これに要する設計費を計上しております。 次に、衛生費について申し上げます。 まず、緊急救急医療対策につきましては、今日まで関係機関のご協力をいただき、その整備充実に努めてまいりましたが、明年度は患者の皆さんの敏速かつ的確な受診を促すため、松本市医師会が発行する緊急救急医療マップに係る経費を助成することとしております。 このほか、機能訓練事業につきましては、新たに北部方面対策として、開智健康センターで開始するための経費を計上し、在宅療養者に対する施策の充実を図るなど、市民の健康を守る施策の取り組みについても鋭意努めたところでございます。 次に、円滑なごみ・し尿処理対策は、都市行政の中で1日として放置できない大きな課題となっておりますが、本市におきましても、ごみ焼却プラントの更新を計画的かつ円滑に進めるための調査費を、また公共下水道の普及によりますし尿収集車の減車に伴う助成経費を新たに計上をしております。 次に、労働費については、中小企業の雇用の安定確保、就業者の将来にわたる生活基盤の確保を図るための退職金掛金制度に対する助成を拡充するほか、慢性化しております労働力不足に対処するための経費を計上しております。 次に、農林水産業費について申し上げます。 農産物の輸入の自由化を中心とする農政問題につきましては重要な政治課題となっておりますが、本市といたしましても、引き続き農林業の生産基盤の確立と地場農業の振興、さらに農村環境の整備を一層推進することとしております。特に、昭和50年に事業着手して以来、生産基盤、環境基盤の整備に大きな成果を上げました農村総合整備モデル事業につきましては、最終年度を迎えますことから、今後新たな地区で国の農村基盤総合整備事業を導入をし、農村集落の環境改善に取り組むこととし、実施地区の可能性を検討するための調査費を計上しております。 また、圃場整備事業につきましては、明年度は事業費を大幅に増額をし、その推進を図ることとしており、平成3年度末には全体計画に対する進捗率は86%に達する見込みでございます。 林業振興関係では、新たに入山辺地籍の林道桧沢線の開設に着手するほか、林道整備を円滑に推進するため支障木伐倒事業に係る経費を措置することなど、林業基盤の整備を計画的に推進することとしております。 次に、県営松本空港拡張整備関連の農業振興対策につきましては、地元と松本平農協及び行政機関で組織をしております研究会の合意を得て、実現可能なものから着手をすることとし、明年度は、そ菜花き、果樹、畜産振興を中心に大幅な予算措置をしておりますが、地元負担の軽減につきましては関係者で検討中でございますので、当初予算ではおおむね現行ルールで計上をしております。 次に、商工費について申し上げます。 まず、地域の商業活動や市民生活に大きな影響を及ぼす大型店の出店問題につきましては、本市といたしましても、大型店問題庁内連絡会議を設け、出店に係る問題点を検討しておりますが、当面の商業振興対策といたしましては、商業診断事業の充実、組合等振興資金、店舗等近代化資金など金融融資制度の拡充を図るほか、商店街等が開催をする街おこしイベントに対する経費について新たに助成制度を設けるなど、地域商業活動の活性化対策を一層推進することとしております。 次に、観光振興につきましては、懸案となっておりました(仮称)美ケ原自然保護センターについて、明年度は、基盤整備など建設促進に係る経費を新たに計上をしております。 また、南部地域の輸送力を増強するため、JR篠ノ井線の南松本駅と村井駅の間へ建設を予定する新駅設置の可能性についての調査費を計上したほか、美ケ原温泉の活性化と市民の福祉健康を増進するため建設を進めてまいりました。美ケ原温泉センターの供用開始に伴う管理経費を計上するなど、観光誘客対策、観光振興を一層推進することとしております。 次に、土木費について申し上げます。 まず、幹線道路の整備については、長野自動車道関連道路、松本トンネル関連道路等の整備を計画的に進めるとともに、県営松本空港拡張整備に伴う周辺整備関連道路につきましても、国及び県の補助金を取り込み、大幅な予算措置をしております。 また街路事業では、宮渕新橋上金井線につきましては可能な限り単独費を投入をし、地元の皆様のご協力をいただきながら、大規模イベントの開催前年の平成4年度までに完成を図ることとしており、さらに、東西幹線の主要街路であります鎌田両島線につきましても、平成4年度完成を目途に事業の推進を図ることとしております。 また、市街地における円滑な交通体系の整備を進めるため、新たに国の補助事業で駐車場案内システムの導入調査費を計上しており、調査の結果を踏まえ、今後関係者の合意を得ながら、大規模イベント供用開始を目標に案内システムの具体化をしたいと考えております。 さらに、今後秩序ある都市づくりを進めていく上で、長期的な将来構想にマッチした土地利用計画が不可欠でありますが、現状の用途地域については見直しが必要となっていることから、前段申し上げました国土利用計画の策定と整合させながら用途地域の見直し計画を策定することとし、これに要する経費を計上しております。 次に、公園整備事業につきましては、芳川小屋地籍の緑農住区開発関連土地区画整理事業と整合を図りながら、新たに住区基幹公園として、芳川公園を5カ年計画で建設することとし、明年度は用地取得費の一部を計上したほか、新たに空港関連事業として位置づけられた(仮称)西南公園の用地取得に着手することとしております。 さらに、中央西土地区画整理事業につきましては、事業の一層の推進を図るため、引き続き単独費による用地取得費などを計上したほか、公営住宅建設事業につきましては、新たに島内小宮地籍で公営住宅の建設に着手することとし、建設用地の取得費及び建設費を計上しております。 次に、消防費につきましては、市民の暮らしと安全を守るため、消防機動力の整備強化に努めてまいりましたが、明年度は国の補助事業を取り込み、本郷消防署のはしご付自動車を更新することとしたほか、丸の内消防署庁舎の移転改築事業に係る経費を計上するなど、消防体制の整備を一層進めることとしております。 次に、教育費について申し上げます。 私は、教育は国の源であり、文化は民度のバロメーターであるという認識のもとに、先人の輝かしい業績と歴史的文化遺産を大切にしつつ、教育文化の振興に努力を傾注してまいりましたが、いたずらに先人の遺産に座することなく、また新たな教育文化のよき環境づくりが必要であると考えております。 したがいまして、明年度におきましても、教育文化のハード、ソフト両面にわたる整備を進め、名実ともに教育文化都市の実現に努めることとしております。 まず、学校施設の整備に関するものといたしましては、中山小学校校舎増築、本郷小学校体育館改築、さらに女鳥羽中学校校舎増築を初め、中学校への教育用パソコンの整備を完了させることとしております。 また、小・中学校において、新たに地域の指導者を教育課程に即して講師として招へいをし、地域に根差した豊かな教育を進めるため、ユニークな地域指導者招へい事業に取り組むなど、義務教育の拡充整備を図るための経費を計上しております。 次に、社会教育や文化振興に関するものといたしましては、西部図書館については、現施設が狭隘となったため、平成4年度に隣地に新たに鎌田児童センターと併設をして西部図書館を建設することとし、明年度は工事設計に着手するほか、旧制松高資料館の建設に向けての調査費を、また将来芳川公民館及び体育館等の地区コミュニティー施設を再配置するための用地取得事業費を債務負担行為で計上をしております。 さらに、(仮称)窪田空穂記念館の整備調査費、美術館建設の具体化について検討するための美術館基本構想の策定経費、歴史的、文化的にも貴重な針塚古墳を現地保存するための用地取得に経費を計上しております。 また、かねてからの懸案となっておりました教育文化センターの運営につきましては、市民の学習ニーズにこたえるとともに、教育活動の拠点として充実するため、運営時間を延長する一方、学習及び研修施設の整備を図ることとしております。 次に、体育施設整備につきましては、(仮称)陸上競技練習場の建設については、国の多目的遊水地建設事業との整合を図りながら整備をすることとして取り組んでまいりましたが、おかげさまでこのたび地元の地権者の皆さんのご協力をいただき、本年度中に用地取得が完了する運びとなりましたので、明年度は建設に向けて設計費を計上したほか、今井、和田、岡田の多目的運動広場の建設につきましては、財源の調達を図りつつ、逐次年次計画で進めることといたしまして、それぞれの用地取得事業費を新たに債務負担行為で計上をしております。 なお、3カ年の継続事業で取り組んでまいりました基幹図書館、体育館、野球場のいわゆる大型3大施設につきましては、残りの事業費を計上しており、いずれも県下に類を見ない施設として、また市民の皆さんの期待にこたえられる施設として竣工を迎えるわけでありますが、明年度は文字どおり市民挙げての喜びの年にしたいと考えております。 次に、歳入につきまして申し上げます。 まず、市税につきましては、国は明年度、固定資産税に係る土地の評価替えに伴う税負担軽減を図るため、個人住民税の税率の適用区分の見直しや人的控除の引き上げ、また固定資産税及び都市計画税の免税点の引き上げ、並びに負担調整率の変更等、関係地方税法の改正を予定しておりますが、これらの措置により明年度の本市の関係税収は大幅な減収が見込まれますことから、明年度は税制改正を前提に予算措置をしております。 なお、税制改正に伴う市税条例の改正につきましては、国会の動向を見た上で所要措置を講じたいと存じます。 このうち、個人市民税の所得割につきましては 5.3%の伸びとなっておりますが、税制改正による個人の市民税の減税による明年度の減収影響額はおおむね8億円程度と見込んでおります。 一方、固定資産税につきましては、前年度当初予算比 7.9%の伸びとなっておりますが、このうち土地の評価替えによる明年度の増収額はおおむね1億 2,000万円と見込んでおります。 以上申し上げましたように、今回の税制改正及び土地の評価替えで、明年度はおおむね6億4,000 万円程度の減税超過となる見通しでございます。これは税制改正による減収もございますので、基本的には普通交付税で措置されるものと考えております。 次に、法人市民税の税割でございますけれども、前年度当初予算比19.4%減と大幅に下回っておりますが、これは、過去の税制改正による法人税率引き下げに伴う減収額がおおむね1億8,000 万円程度となることのほか、昨今の株安、原油高、金利高など、いわゆるトリプル・デメリットによる金融、電力を中心として3月決算の主力法人について経営収益の大幅な減収が見込まれることなどによるもので、本年度決算見込みをも下回る厳しい見通しとなっておりますが、湾岸戦争いかんによってはさらに厳しい事態が予想されますので、今後の動向を十分に注視してまいる所存でございます。 次に、地方譲与税につきましては、国が示しました譲与基準に基づいて算定しておりますが、消費譲与税の減収等もあって、前年度当初予算額を割り込む結果となっております。 次に、地方交付税のうち普通交付税につきましては、国が示したマクロの指針を参考に算定した結果、前年度を大幅に上回る14億円を計上しております。 これは、先ほど申し上げました市税の減収について普通交付税で措置されるものとして算定したものでございますが、市税の動向とあわせ、今後示される国の具体的な算定基準に十分注意を払いながら、的確な捕捉に努めてまいる所存でございます。 また、国庫補助金、地方債等の特定財源につきましては一定の見通しのもとに計上しておりますが、財源の確保に万全を期してまいる所存でございます。 次に、特別会計の主なものについて申し上げます。 まず、国民健康保険会計につきましては、本年度の医療費の伸びは幸いにも当初予定額を下回る見通しでございますので、予算を精査の結果、2月補正後の予備費をおおむね1億 5,000万円と見込んでおり、明年度はこれを前提に予算を編成をしております。 税収見通しにつきましては当初予算では現行税制で、また医療費につきましては2年度の決算見込みをベースに一定の伸びを見込んでおり、この結果、現段階では財源不足額は2億4,000 万円余と見込んでおります。この財源不足額につきましては、当面、国の普通調整交付金で調整をしております。したがいまして、税収、医療費の推移が明らかになります6月補正で、従来と同様改めて予算を見直すこととしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、下水道事業につきましては、本市の重点事業として全市下水道化を目指して計画的に面整備を進めているところでございますが、明年度は管渠整備事業費を増額をし、面整備に努めることといたしております。平成3年度末の普及率は65%を上回るものと予測をしております。これは、このたびの国の第7次下水道整備5カ年計画による目標普及率54%を大きく上回るもので、全国の地方都市といたしましては高水準の普及率となるものでございます。 次に、中央駐車場事業会計では、(仮称)大手駐車場建設につきまして、用地取得の不調などにより本年度着工を断念をし、やむなく一部計画を変更して、改めて明年度建設に着手をすることとし、これらの関係事業費を計上したものでございますが、今後は大規模イベント開催前年の平成4年度全面供用開始に向け鋭意努力をする所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、平成2年度の補正予算について申し上げます。 今回の補正予算は、補助事業の確定などに伴うもののほか、決算見込みに立って補正を行ったものでございまして、一般会計の補正額は25億 5,091万円、補正後の予算規模は 560億3,833万円となり、前年同期比19%の伸びとなっております。 主な内容について申し上げますと、まず歳出では、二子児童センターを初めとする用地取得をそれぞれ債務負担行為で計上しておりましたが、いずれも取得についての条件が整いましたので、歳入歳出予算に組み替え計上をしております。 このほか、公設地方卸売市場会計において、旧市場跡地総合団地分譲に関連をいたしまして、減債基金を追加をしております。これは、当初分譲収益を市場債の繰上償還財源とすることとしておりましたが、県及び貸付機関の指導によりまして、今後は減債基金として積み立て、これを毎年度定時償還金の財源とする方法に変更することに伴うものでございます。 次に、補正財源の主な内容について申し上げます。 まず、市税につきましては、個人市民税の更正増に伴う追加計上をしたほか、法人市民税、税割につきましては、当初予算で申し上げましたとおり、このところの法人の経常収益の減少を反映をし、減額補正の措置をお願いしたものでございます。 次に、地方交付税につきましては大幅な追加補正となっておりますが、これは、平成元年度の地方交付税の精算増と、及び本年度の関係国税の増収見通しに基づき普通交付税の再算定が行われたことと特別交付税につきましては現段階で見込める額まで引き上げを行ったものでございます。 また、基金繰入金につきましては、スポーツ施設整備基金について地方債の振りかえにより減額補正を、財政調整基金につきましては、決算見通しの上に立って明年度以降の財政運営を考慮をし、繰入金の大幅減額補正を行っております。 また、特別会計繰入金では、先ほど申し上げました旧市場跡地総合団地整備事業に伴う処分益の関係で大幅な追加補正を行っております。 次に、特別会計でございますが、今回は松本城特別会計ほか11会計について補正を行うこととしております。特別会計全体では18億 4,422万円の減額補正で、補正後の規模は 343億5,429万円となっております。 主なものといたしましては、まず国民健康保険会計につきましては、国保税及び医療費について決算見通しに立って精査をしておりますが、当初予算で申し上げましたとおり現段階では医療費の伸びが鈍化する見込みであることなどから、予備費をおおむね1億 5,000万円余としたものでございます。 次に、下水道会計では、国の補正予算に関連をし管渠整備事業を前倒し発注するため新たに債務負担行為を計上したほか、事業費の精算を行ったものでございます。 また、公設地方卸売市場会計につきましては、今回、旧市場跡地総合団地整備事業に係る市有地の処分案件をお願いしておりますが、これに伴う処分益の取り扱いについて、一般会計2月補正予算に関連をして申し上げましたとおり、公債費の減額と一般会計繰出金の追加が主な内容となっております。 次に、水道事業会計につきましては3億 3,576万円の減額補正をしており、全会計を合わせた補正額は3億 7,093万円となり、補正後の総額は 977億 3,043万円となっております。 以上、明年度予算の要点について申し上げましたが、今日行政に対する市民のご要望はますます多様化しており、また刻々と変わる社会経済情勢のもとで、行政はこうした変化に弾力的に対応し得る体制づくりが必要であると考えております。 したがいまして、今後の事業の執行あるいはサービスの提供など行財政運営に当たりましては、効率化、迅速化に努め、心を引き締め、新たな決意で望む所存でございますので、議員の皆さん方にも一層のご協力をお願いをする次第でございます。 次に、条例について説明を申し上げます。 まず、制定するものといたしましては、公文書公開条例及び個人情報保護条例でございますが、これは従来から検討してまいりました情報公開制度及び個人情報保護制度を実施するためのものでございまして、本市の保有をしておる情報を市民の皆さんが活用することができるようにするとともに、個人のプライバシーの保護を図るものでございまして、この両条例の制定によりまして、今まで以上に開かれた行政の実現を図ろうとするものでございます。なお、施行につきましては、平成4年1月1日からとしております。 次に、美ケ原温泉センター条例でございますが、これは、温泉を利用したスポーツ活動と保養機会の拡大を通じ市民の皆さんの福祉の増進と観光事業の振興を図ることを目的として美ケ原温泉に建設を進めております美ケ原温泉センターの設置及び管理等について定めようとするものでございます。 次に、使用料等の改定に伴うものといたしましては、体育施設の設置管理等に関する条例の一部改正でございますが、これは市民の皆さんが体育施設を利用しやすくするため、体育施設の利用時間の全体的な見直しを行うとともに、使用料の改定を行うものでございます。 次に、下水道条例等の一部改正でございますが、これは平成元年に改定をいたしました使用料の改定をするものでございまして、一般家庭で1カ月20立方メートルの水道水を使用した場合の使用料といたしましては、これまでの 1,600円を 1,810円に改定するものでございます。 次に、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてでございますが、これは災害の発生により死亡した場合や住居が壊れた場合に支給する災害弔慰金及び災害見舞金の額を大幅に増額するとともに、被害認定基準の見直しをするものでございます。 このほか、使用料等の改定に伴うものといたしましては、蟻ケ崎霊園等の使用料を改定するための霊園条例の一部改正、一般廃棄物の処理手数料を改定するための廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正、松本駅前の自家用車整理場の使用料を改定するための松本駅前広場条例の一部改正、農業集落排水処理施設の使用料を改定するための農業集落排水処理施設の設置及び管理等に関する条例の一部改正、島立小学校、松島中学校の体育館の改築に伴い照明施設使用料を改定するための小学校、中学校条例の一部改正、寿台公民館の移転に伴い使用料の改定等を行うための公民館条例の一部改正、回数券のメリットを生かし、子供の負担軽減を図るため回数券使用料の減額をするためのアルプスドリームコースター条例の一部改正、及び平瀬保養所条例の一部改正、交通事故や災害事故により遺児となられた皆さんへの福祉金の増額を図るための交通及び災害遺児等福祉金条例の一部改正、及び寝たきり老人、痴呆性老人に対する福祉手当を引き上げるための心身障害者福祉手当条例の一部改正をそれぞれお願いをしております。 次に、施設の移転等に伴うものといたしましては、岡田保育園及び本郷幼稚園の移転改築に伴いその位置を変更するための保育所条例の一部改正及び幼稚園条例の一部改正を、また、新たに開設をする都市公園の名称、位置を定めるための都市公園条例の一部改正をそれぞれお願いをしております。 このほかの条例といたしましては、下水道の普及を図るための水洗便所等の築造資金の貸し付けを基金として設けて行ってきましたが、明年度からこの基金を廃止をし、融資あっせん方法による貸付制度を採用することとなったことに伴う水洗便所等築造資金貸付基金条例の廃止、各消防署の管轄区域の見直し等に伴う消防本部及び消防署設置条例の一部改正、住居表示の実施に伴い選挙区の区域の変更をするための農業委員会に関する条例の一部改正、教育文化センターの利用の便を図るための利用時間を延長するための教育文化センター条例の一部改正、本市の職員数の見直し等による職員定数条例の一部改正、1週間の労働時間について政令の改正がなされたことによる職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正についてそれぞれお願いをしております。 次に、工事請負契約の締結についての議決更正についてお願いを申し上げております。これは(仮称)松本市基幹図書館に関するものでございまして、平成元年第2回臨時会におきまして議決をいただき、工事を進めてまいりましたが、橋梁工事の施工に当たり河川管理者である県から大門沢川の拡幅を指導されたことに伴い、現図書館の施設が支障となるため、橋梁工事を現図書館の解体後とすることとし、工期の延長をお願いするものでございます。なお、基幹図書館の当初の供用開始予定日には影響のないよう進めてまいるものでありますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、公共下水道根幹的施設建設工事委託に関する基本協定の締結についての議決更正でございます。これは宮渕浄化センターに関するものでございまして、昭和63年9月定例会におきまして議決をいただき、各年度ごとの詳細設計を行い工事を実施してまいりましたところ、当初協定金額16億 2,000万円が14億 1,816万円で工事を完了することができましたので、協定金額の変更をお願いするものでございます。 次に、市有財産の取得についてでございますが、これは高度情報化社会に対応できる生徒を育成するため市内の全中学校に配置を計画しておりますパーソナルコンピューターのうち、今年度分として4校分88台を取得しようとするもので、取得金額は 6,357万 1,600円、取得先は株式会社エム・ケイ・シーとしております。 次に、市有財産の処分についてでございます。 これは旧市場跡地を総合団地として整備をするため、花村産業株式会社ほか2社に対し、2万9,759.09∞の土地を34億 9,782万 6,074円で処分しようとするものでございます。 このほかの議案といたしましては、路線の再編成に伴う市道の廃止、公共性のある、あるいは利用度の高い生活路線等の認定、変更、第8次住居表示整備事業のうち蟻ケ崎関係分を実施するため、住居表示に関する法律の規定に基づき市街地の区域を追加をし、住居表示の方法を街区方式と定めるもの、同じく町の区域及び名称を画定するもの、土地区画整理事業の施行に伴い字の区域の変更をするもの2件、平成3年度に着手する市営土地改良事業の計画概要を定めるもの、平成3年度農業共済事業の事務費の賦課総額及び賦課単価について定めるもの、並びに農作物共済及び園芸施設共済等の無事戻しの実施についてそれぞれ提案をしております。 以上、提出議案について説明を申し上げましたが、この際、当面をしております市政の懸案事項について申し上げます。 まず、松本市総合計画の策定についてでございます。 12月の定例市議会におきまして、21世紀初頭を目標年次として、日本国憲法が掲げる平和、民主主義、基本的人権尊重の精神を根底に据え、地方自治の確立、市政の発展と市民福祉の向上を目的とした新たな松本市基本構想の議決をいただき、心から感謝を申し上げる次第でございます。 この基本構想に掲げました理念に基づく第5次基本計画につきましては、昨年末までに市議会並びに総合計画策定市民協議会から新しい観点と発想に立った具体的なご意見、ご提言を賜り、心から感謝を申し上げます。 現在、これらの貴重なご意見、ご提言を今回の第5次基本計画に極力反映をし、各分野の施策づくりについて作業を進めておるところでございまして、今議会中に議員協議会をお願いをし、その骨子についてご相談を申し上げる予定でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、広域常備消防の問題について申し上げます。 この問題につきましては、去る1月18日の議員協議会において、取り組みの経過、現状についてご報告をし、広域行政事務組合から示された広域消防計画案についてご協議をしていただいたところでございます。 その際ご指摘をいただきました消防職員の合意形成等の問題につきまして、今日まで19市町村の助役による広域消防推進委員会を開催するなど、その解決のために鋭意努力をしてきておりますが、今後一層努力を重ね、所期の目的が達成できますよう全力を挙げてまいる所存てございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、大型店問題について申し上げます。 既にご案内のとおり、6店の南部大型店問題につきましては、昨年の10月より商調協の審議も始まり、今日まで9回の審議が行われ、この4月下旬には一定の集約がなされると聞いております。 この大型店問題は、基本的には商調協の場で論議され調整されるものでございますが、現状の経済圏の中では、特に中心商店街に大きな影響があるものと心配されておるところでございます。 こうした状況に対しまして、国や県では昨年来各種の措置を講じてきておりますが、また平成3年度予算の中でも、商業基盤の整備補助の増額や中小商業の活性化のための基金の増額など、多くの対策を講ずることとしております。 本市といたしましては、既存商店街対策として、これらの国、県の事業を的確に取り込みながら、新年度予算の中でも申し上げましたとおり、制度資金の充実や共同施設の建設補助の充実、また新たに商店街イベントの支援制度等を設けるなど、商店街の活性化に向け積極的に対処してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、労働問題と雇用対策問題について申し上げます。 経済の好調の持続に伴いまして、雇用状況を示す指数、月間有効求人倍率は昨年11月現在で2.38倍と依然として高水準にあり、労働力不足は深刻な問題となっております。 また、出生率の低下に伴いまして労働力の供給は年々減少する傾向にございまして、特に新規学卒者を中心とする若年労働者の有効求人倍率は6ないし7倍と極めて高い数値を示しております。 本市におきましても、臨空工業団地の竣工に伴う県外企業の進出や、南松本への大型店の相次ぐ出展計画等々、新たな労働力を必要とする状況が生まれております。 そこで、本市といたしましても、労働力不足、雇用対策問題を大きな課題としてとらえて、(仮称)松本市雇用確保推進連絡会議を設置をし対策を協議するとともに、弱者といわれておる中高年齢者、障害者の労働力の有効な活用を図るため必要な対策を講じてまいる所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、農林業行政の今後の主要課題について申し上げます。 ご案内のとおり、ガット・ウルグアイラウンドは、昨年12月の閣僚会議で合意できずに交渉が中断しておりましたが、去る1月15日に非公式の貿易交渉委員会がジュネーブで開かれました。しかし、その直後に湾岸戦争が勃発をいたしまして、今後の推移は不透明でございますが、日本に対するアメリカの米市場開放の要求は従来の姿勢を変えておらず、ミニマム・アクセスの適用等重大な局面を迎えておりますことは必至の情勢でございますので、あくまでも米の輸入自由化反対の立場で、国内自給を基本に、農業団体と一体となって運動を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、本年4月1日からいよいよ牛肉の輸入自由化が実施をされますが、この決定は昭和63年6月に行われた日米交渉の合意によるものでございます。このため本市といたしましても、輸入自由化に備えて肉用牛の低コスト生産特別事業等を実施をいたしまして生産性の向上と経営の安定の強化に努めてまいりましたが、今後一層農業生産基盤の整備を推進するとともに、近代化施設の充実を図ることなど、国際化の波に打ちかつ足腰の強い農業を確立してまいる所存でございます。 次に、林業につきましては、昨今地球環境の保全対策として森林の果たす役割の重要性が再認識されてきております。本市では、一昨年の森林組合の合併により本年度新たに森林総合整備事業を導入をいたしまして、計画的、組織的な山づくりに着手をしたところでございます。 今後は、この事業の定着化と事業拡大に努め、健全な森林の造成を一層推進するとともに、困難が伴う森林の保全管理の省力化と効率化を図るため、従来にも増して林道、作業道等の基盤整備の充実に重点的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、中部縦貫自動車道安房トンネルの現状につきまして申し上げます。 安房トンネルは、平成元年10月26日に岐阜県の平湯側から待望の本坑が着工されましたことはご承知のとおりでございます。以来1年3カ月、去る2月5日に長野県側も中ノ湯から本坑が着工され、トンネル完成に向けて大きく第一歩を踏み出したことになるわけでございます。これまでに至る関係者の皆様方のご努力とご協力に対しまして心から感謝を申し上げるとともに、今後は一日も早くトンネルが完成するよう一層の努力をしてまいる所存でございます。 次に、野球場及び総合体育館の進捗状況並びに竣工記念事業について申し上げます。 本市は第4次基本計画を踏まえ、21世紀を展望した生涯スポーツ時代に備え、市民の健康・体力の増進とスポーツの普及振興の中心拠点として建設中の野球場及び総合体育館につきましては、元年秋に着工して以来、天候等にも恵まれまして順調に進んでおり、野球場は6月から、また総合体育館は8月からそれぞれ供用開始の運びとなります。これもひとえに、議会を初め、関係者の皆さん方のご支援、ご協力のたまものと感謝を申し上げる次第でございます。 そこで、野球場及び総合体育館の竣工に伴う事業でありますが、竣工式に引き続いて、こけら落としにつきましては、市民参加による使い初めや施設の無料開放を計画しております。 また、竣工記念事業といたしましては、議会、松本体育協会、関係競技団体等のご協力を得まして、野球場につきましては、6月25日にプロ野球公式試合といたしまして読売巨人軍対ヤクルトスワローズ戦が開催されますし、7月13日からは全国高等学校野球選手権長野大会が開催をされます。また総合体育館につきましては、サマランチIOC会長を迎えまして、8月31日から9月2日にIOC会長杯国際卓球大会が、11月26日から27日にワールドカップバレーボール大会が開催をされます。 これらの記念事業につきましてはそれぞれ開催準備に入っておりますが、事業実施に当たりましては万全を期すべく、今後議会にご相談を申し上げながら進めてまいる所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 以上、本日提案いたしました議案等につきまして説明を申し上げましたが、今会期中には、市有財産の取得、固定資産評価審査委員会委員の選任及び人権擁護委員候補者の推薦について、それぞれお願い申し上げる予定でございます。 また、議案以外のものといたしましては、市長の専決処分事項の指定にかかわるもの3件を報告申し上げております。 なお、ただいま説明申し上げましたもののうち、予算につきましてはさらに担当部長から説明を申し上げますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 横内企画財政部長。 ◎企画財政部長(横内幸生君) 〔登壇〕 予算につきまして市長の説明の補足を申し上げます。 初めに、新年度予算につきましてご説明を申し上げます。 お手元へ縦長の資料が2種類いっておりますが、厚い方、ごらんをいただきたいと思います。 なお、説明の内容につきましては、新規のもの、あるいは特に重点をしたものを中心に申し上げたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 初めに1ページでございますが、一般会計、特別会計、水道事業会計を合計で数字を表示してございまして、それぞれ増減額、伸び率の比較をしてございますので、ごらんをいただきたいと思います。 それから、2ページでございますが、一般会計の予算額の歳入の款別の内訳でございまして、ごらんいただきますように、先ほど市長から説明がございましたが、市税が 0.8%の伸びと、こういうことでございます。これは近年にない低い伸びでございます。それから地方交付税でございますが、これが額で13億円、率で4倍近い伸びになっているわけでございますが、普通地方交付税を1億円から14億円にしたものでございます。 なお、この1から7までがいわゆる一般財源といわれているものでございまして、この構成比につきましては61.6%になります。前年度と比較をいたしまして 0.4%構成比が大きくなっておりまして、一般財源の比重が安定して比較的高いというのが特徴でございます。 それから使用料、手数料につきましては12.2%の伸びでございますし、国庫支出金がマイナス 1.4%落ち、県支出金が空港関連の事業等ございまして17.8%の増、それから繰入金が23.4%の増、それから市債がマイナス14.1%と、こういうのが歳入の特徴でございます。 それから、次に3ページ、歳出でございますが、ごらんをいただきますと、まず8款 土木費、これが構成比で申し上げますと26.6%、伸び率も10.9%ということでございまして、構成比では、例年のとおりでございますが、一番大きいものでございます。 それから次に、10款 教育費でございますが、これが18.9%構成比、これが土木費に次いで大きくなっております。 それから、次が3款 民生費でございますが、構成比15.6%ということでございまして、この順位は今回も変わっておりません。 なお、伸び率でいきますと、総務費が人件費等で16%の伸び、それから、民生費も 8.9%と平均よりかなり伸びておりますし、衛生費も16.1%で大きく伸びております。 6款の農林水産業費は 0.6%と伸びが小さくなっております。 土木費につきましては空港関連、その他イベント関連等ございまして10.9%と、伸びが大きくなっております。 教育費はマイナス11.6%ということで、3大事業の最終年度を迎えるということもございまして、伸びが小さくなっております。 それから、12款の公債費でございますが、16.2%と伸びておりまして、これまでの借り入れた起債の償還が本格的に始まるということでございます。 それから、次に4ページは、これは円グラフで歳入歳出を整理したものでございますので、ごらんをいただきたいと思います。 次に5ページでございますが、性質別でございまして、義務的経費、投資的経費、その他の経費というように3つに区分して、それぞれ前年度と比較をしております。ごらんいただきますと伸び率では、義務的経費が11.8%の伸び、前年度の 6.9%を大幅に超えております。それから、投資的経費が前年度30.7%伸びていたものが、▲の 7.4%ということで、大型事業が一応最終段階になったということがございまして、マイナスになっております。それから、その他の経費につきましては、15.5%の伸びということで、これも伸びております。 なお、構成比でごらんいただきますと、これも義務的経費の構成比が前年度に比較して上がり、投資的経費が下がり、その他の経費が上がっておるわけでございますが、この投資的経費の構成比36%、前年度よりはマイナス 4.7%になっておりますが、これは平成元年、平成2年は大型事業でこの投資的経費が非常に構成比が高くなったわけでございまして、この36%というのは63年度以前、すなわち大型事業に着手する前の水準にほぼなっております。それから県内17市、あるいは類似都市と比較をいたしますと、この36%という構成比は、比較的高いランクにございます。 次に歳入から、6ページでございますが、ごく主要なものにつきまして申し上げたいと思います。 1款 市税でございますが、この表にございますように、先ほど市長から詳細の説明がございましたが、3年度当初におきましては、この増減のところごらんいただきますと、個人住民税所得割が4億 7,320万円増、それから法人の税割が11億 4,390万円の減ということでございまして、この個人の所得割は減税を吸収してなおかつ 5.3%伸びたというものでございますし、法人につきましては当初当初で比較をしてございますが、19.4%の減ということで、大幅な減になっております。固定資産税につきましては 7.9%の伸びということになっておりますが、これは土地の評価替え等がこの中に入っておるわけでございます。 それから2款の地方譲与税でございますが、この中で消費譲与税マイナス 6.4%と、国に連動して計上をしております。 それからずっと下へいきまして、7款の地方交付税でございますが、これは先ほど申し上げましたように、普通地方交付税が1億円から14億円、特別地方交付税は前年同額ということでございまして、税の伸び悩みに伴う地方交付税を増額計上をしたというものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 7ページをごらんいただきたいと思います。 9款の分担金及び負担金でございますが、そのうち民生費負担金でございますが、老人それから保育所といずれも伸びておりますが、これは老人につきまして、この施設の措置費が数並びに単価で伸びたというものでございますし、保育所につきましても、これは保育料のアップに伴うものでございます。 それから10款の使用料及び手数料、12.2%と伸びておりますが、今回、使用料及び手数料につきましては全面的な見直しをいたしまして、必要な改正を行ったものでございます。前回、全面的見直しは61年に行ったものでございます。したがいまして6年目に当たります。 以下、それぞれ必要な改定をしたものでございますが、今回、使用料及び手数料の引き上げ額は、特別会計を含めまして合計で2億 6,099万円の増と、こういうことになっておりますが、そのうち下水道の料金改定に伴うものが2億 3,648万円ございます。したがいまして、一般の使用料・手数料につきましては、全体で 2,283万円の増ということになっておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以下、ずっと個々のものは省略をさせていただきますが、ただ教育使用料のところで、野球場使用料、それから総合体育館使用料、これは新しくできる野球場及び総合体育館の使用料をここで見込んだものでございます。 それから、その少し下の衛生手数料でございますが、これにつきましてはごみの収集の明確化ということで、可燃物それから不燃物処分手数料、それぞれ改定をいたしまして、実情に合わせたというものでございます。 それから、11款の国庫支出金でございますが、これは市長からも説明がございましたが、今回、国庫支出金につきましては、これまでカットされていたものが61年度に復元をしたというものでございまして、これによる影響額は全会計で5億 970万円ということになります。そのうち下水道が3億 1,380万円ということになりまして、この影響に対する国の措置は、臨時財政特例債、いわゆる起債で措置をされまして、あと交付税でその元利償還金の50%を見ると、こういう制度になっておりますので、つけ加えて申し上げておきます。 8ページをごらんいただきたいと思います。 ここに民生費国庫補助金、あるいは衛生費国庫補助金とございますが、土木費国庫補助金のところをちょっとごらんいただきたいと思いますが、ここにずっと並んでおりますが、16種類ございますが、この表の下から3つめ、駐車場案内システム整備調査費補助金というのが新規になっております。 それから9ページでございますが、教育費の国庫補助金でございまして、●は新規のものでございまして、中山小、本郷小等の施設整備事業費の補助金でございます。 それから県支出金でございますが、17.8%の伸びでございますが、これは保育所、それから生活保護費の関係でございます。 次に、民生費の県補助金でございますが、ここに幾つか●がございまして、いずれも新規でございまして、それぞれ福祉、とりわけ長寿社会対策、それから保育園の改築、あるいは児童センターの建設というようなものがここにございます。 それから10ページでございますが、農林水産業費の県補助金でございますが、これが大幅に41%と伸びております。で、この表をごらんいただきますと、ここにいずれも●、真ん中辺から下に●がございますが、これは空港関連の事業取り込みが主なものでございまして、今回大幅に伸びたものでございます。 それから土木費の県補助金でございますが、ここにこの表の一番上、道路改良事業費補助金でございまして、非常に大きく伸びております。前年度 366万円だったものが2億 2,121万円ということでございまして、これは空港関連が主要なものでございます。 それから教育費の県補助金につきましては、●で文化財保護事業費の補助金、旧制松高分と、こういうようなもの、あるいはその下には総務費の県委託金でございますが、県議会議員の選挙執行費の委託金等でございます。 次に11ページでございますが、利子及び配当金でございますが、これは財政調整基金あるいは減債基金等の利子収入でございまして、それぞれ大幅に伸びております。 それから15款の繰入金でございますが、繰入金につきましてはそれぞれ、今回新年度予算を編成するに当たりまして、目的別の基金を取り崩して繰り入れるもの等でございまして、ここに財調、減債基金、あるいは小中学校施設、芸術文化、スポーツというようなものを崩しております。 それから特別会計繰入金では、下水道事業特別会計繰入金でございまして、これは今回、貸付金の制度改正をすることに伴うものでございまして、大幅にふえております。 それから、下の18款 市債でございますが、次のページにずっとわたっておりますが、それぞれ今回、予算化したものの市債をここで計上したものでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上、歳入につきまして申し上げましたが、次に、歳出につきましてごく主要なものにつきまして申し上げます。 2款の総務費でございますが、この一般管理費の中で平和推進事業費と▼の中に・がございますが、広島平和祈念式典参加事業でございまして、この中学生とそれから各種団体、町会とかPTAとか、商工会議所、婦人団体等でございますが、その皆さんに広島へ行っていただいて、平和祈念式典に参加していただくと、あるいは被爆体験者によるお話をお聞きすると、そういう事業費が新規でございます。 それから、その少し下の防犯灯電灯料でございますが、補助月数、これまで年5カ月分を7カ月分に引き上げるというものでございます。さらにこの国際交流事業費の中で、ジャパンウィーク関係の予算をお願いしてございますが、この5月25日から6月1日にかけましてソルトレーク市でジャパンウィークが開催されるということでございますので、そこへ参加をする費用、経費を計上しておりますし、その少し下の補助金で松本市国際化推進市民懇談会、国際化を進めるに当たりまして、外国人の方が大勢おいでになるわけでございますが、病気になった場合とか、いろいろ生活のために利便になるようにガイドブックをつくるというものでございます。 次に14ページをお開きいただきたいと思います。 上の方の企画費でございますが、企画費でこの●、国土利用計画の策定事業費、3年度から5年度まで3年計画で策定をするというものでございます。 それから、市民会館費でございますが、ライラック公園整備事業、噴水が壊れてもう随分たちますが、今回市民会館にふさわしい噴水をつくるということで 3,800万円お願いをしております。 それから博覧会推進費、ここへ新しくこの博覧会推進費というように位置づけまして、信州博覧会、あるいは松本城 400年記念イベントの事業費をお願いをしております。それぞれ計画策定費あるいはPR、宣伝というのが内容でございますし、信州博覧会実行委員会へ支出をする 5,000万円もここへ計上をしております。 それから15ページをお開きいただきたいと思います。 諸費の補助金でございますが、朝鮮学校の運営費につきまして、これまで57万円だったものを 129万円に増額をするというものでございますし、松商短期大学への補助金もここでお願いをしております。 それから少し下へいきますと、選挙管理委員会費とございますが、ここに県議会議員、市長選挙、市議会議員選挙のそれぞれ執行費を計上をしております。 それから16ページをごらんいただきたいと思います。 療民生費でございますが、先ほど市長から詳細な説明がございましたが、社会福祉総務費の事務管理費、▼に・がございますが、北部拠点複合施設建設調査費と、旧松風園跡地へ保健、医療、福祉と言いますか、それからさらに教育委員会の公民館的なものも含めた、そういうものをひとつ考えると、こういうことでございまして、ここに今、調査費というものをとりあえず計上をしております。さらにその下の●でございますが、貸出用の福祉自動車の更新をするとか、それからずっと下にいきまして、ふれあいまちづくり事業、これにつきましても社協が事業主体で国・県・市、各3分の1で地域福祉のネットワークづくりを進めるというものでございますし、その下の身障精薄者福祉費では、ねたきり・痴呆老人の手当を3万 5,000円から4万円に引き上げると、あるいは手話通訳者を臨時で雇用するというような経費をお願いしております。 それから、17ページをお開きいただきたいと思います。 17ページでは上の方の、重度心体障害者日常生活用具の給付扶助費でございますが、耳が不自由な方に、このお知らせランプということで、音によって電気がつくと、そういう器具を買ってお貸しをする。それから1つおきまして障害者等共同作業所訓練事業、それからその下の心身障害者生活寮運営事業、いずれもこの障害者の方の共同作業所、民間でやっておるものでございますが、県の基準額が低いために父母負担が非常に多くなっておりまして、その超過分の4分の1を市が新規にひとつ補助をすると、こういう上乗せ補助をしたいというものでございます。 それから老人福祉費につきましては、下の方に、老人福祉施設措置費とございまして、このところに特別養護老人ホーム12施設が15施設になる。これは下にもございますが、新設孝明館、ピアやまがた、これは第五特養でございますが、それから泉平ハイツと。で、措置人員、松本市の枠がこれまで 227人だったものが 290人になります。今、大勢お待ちの方についてはここで解消できると、特養へ入居できると。ただ全員がまだ、これだけふえても入居できないという悩みがあるわけでございます。大幅に改善がされるというものになりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、次に18ページをごらんいただきたいと思いますが、在宅老人デイ・サービス事業、軽介護型デイ・サービス事業運営委託費、これ括弧して「デイ・サービスセンターやまがた」とございますが、先ほどの新しくできた特養へデイ・サービスセンターが併設をされると、松本市もそこへ参加をして、河西部の皆さんにご利用いただくということになっております。 それから、少し下の方に●、老人大学開校10周年ということでございまして、老人大学が開校して以来10周年を迎えて記念事業を行うという経費もここでお願いをしております。 それから次に、19ページをごらんいただきたいと思います。 19ページの上の方で児童福祉総務費というのがございまして、交通及び災害遺児等福祉金給付事業費でございますが、これも年間の手当でございまして、4万円を4万 5,000円、あるいは3万 2,000円を3万 5,000円に引き上げるというものでございますし、それからその少し下の補助金のところに私立保育所乳児保育事業ということで、私立に5カ月にならない子供を預かる事業、それからさらに地域保育センター、こういうことでそれぞれ新規にお願いをしております。 それから児童厚生施設費では、和田に児童遊園をつくる、空港関連でございます。 それから、その下に●で留守家庭児童対策費でございまして、これは市からの単独補助の額を30万円から39万円に引き上げると、さらに今後も引き上げを予定していきたいというものでございます。 それから、二子児童センターは、新しく二子の小学校に隣接をしてつくるというものでございますし、鎌田児童センターも西部公民館の敷地の中へ、西部図書館と一緒にしてつくるというものでございます。 それから、20ページでございますが、20ページにつきましては、一番上は保育所の運営費ということでございまして、児童数のところをごらんいただきますと、ほぼ児童数というものが横ばいになってきているというものでございます。 それから、その下の保育所建設費でございますが、渚保育園の改築にいよいよ着手をするというものでございます。 それから、その下の災害救助費につきましては、先ほど市長から詳細に説明がございましたが、おおむね今の金額の倍にするというものでございます。 それから4款の衛生費でございますが、緊急救急医療等の推進費と、こういうことでお盆の休み、これまで1日だったものを3日にするとか、そういうようにいろいろ充実が図られております。 それから21ページをお開きいただきたいと思いますが、21ページ上のところに●のものがございますが、緊急救急医療マップ作成補助金でございまして、家庭で急に病気になったと、どこにどういうお医者があるのかすぐわかるように本をつくって、全所帯に地図をつくってですね、各世帯へお配りをすると、こういうものでございます。 それから保健指導費のところでは、上から▼で3つ目に機能訓練事業というのがございまして、これまで保健センターで行ってたわけですが、さらにこれをふやしまして開智センターでも行うと、いわゆる寝たきり老人ゼロ作戦といいますか、そういう関係の経費です。 それから、その下の予防費でございますが、三種混合予防接種、個別接種へ移行と書いてございまして、これまでこの百日ぜき、ジフテリア、破傷風というのは三種混合といわれておるわけでございまして、これを市が会場を設定して、そこへ市民の方に来て注射をしてもらってたと。今度はそれをやめまして、最寄りのお医者さんへ行ってそれぞれやっていただくと、経費が3倍近くになりますが、そういう利便を図っております。 それから22ページでございますが、環境衛生費でございまして、ここに河川クリーンアップ事業費の中に河川観察会の開催と、小・中学生、父母に川の状況等を見ていただくと、これが新しいものでございますし、三城、いろいろ開発計画があるわけでございますが、何といいましても水が一番問題でございまして、本格的に水について水量や水質を調査をするという調査費をお願いしております。 それから、公害対策費ではスパイクタイヤの禁止に伴う、松本市の主要な路線の行政界のところを中心に、横断幕や看板を設置をしまして、松本市市内はスパイクタイヤを持ち込まないと、そういうものでございます。 清掃総務費では、ここでごみ収集方法の改善、あるいはごみ収集車両台数の見直しと、これまでいろいろ議会からご指摘をいただいていた問題について研究をいたしまして、ここで適正な方法に改善をするというものがございます。 それから、一番下のし尿処理費でございますが、バキューム車への流量測定器の設置でございまして、バキューム車の計量については、少し傾斜しているところへとまっているとなかなか適正なカウントができないというようなこともございますが、今度は計画的にコンピューターで間違いないくみ取り量が記録されて出てくると、そういうものを導入するというものでございます。 23ページをお開きいただきたいと思いますが、上の方の補助金のところでし尿収集許可業者転業資金助成金。下水道の普及に伴いまして、このし尿収集の方の転業がこれから計画的に行われる必要があるわけでございまして、1台当たり 3,091万円と、こういう金額になっておりますが、計画的に減車をし、その補償をしていくというものでございまして、その初年度分でございます。 それから5款の労働費でございますが、これは労金への預託金の充実でございます。 それから6款の農林水産業費でございますが、農業総務費のところに●で、農業支援機能集積拠点事業調査費と、いわゆるアグロポリス構想でございますが、これについての調査費を計上しております。 それから、24ページをお開きいただきたいと思います。 24ページ、上の枠の真ん中辺に中信平開発事業費と、補助金と、県営圃場整備事業費ということで、先ほど市長から圃場整備率86%と、平成3年度末、そういう説明がございましたが、ここで関係9地区についてその事業費を計上をしております。 それからその枠の一番下の●ですが、これは農村基盤総合整備事業調査費ということで、圃場整備の終わったところの地区で、いよいよ集落内の道路とか水路、そういうものをひとつ整備をしていくと、こういう新しい事業に今後取り組んでいくというものでございます。 それから林業費につきましては、真ん中に桧沢線の開設工事がございます。 それから、25ページの一番上、林道開設支障木伐倒事業、これも市長から説明がございましたが、新規に取り組むものでございます。 それから普通作費でございますが、水稲新作とか、それからその下の低温農業倉庫整備事業費等のものが計上されておりますし、それからその少し下の●で水田農業確立対策事業費、これは平成2年度から始めているものでございますが、新年度は米の消費拡大、それから学習農園、景観形成作物導入と、こういうことで一番下の景観形成については、イベントもあるわけでございますが、休耕田へコスモスやレンゲをまいて、景観形成を図るというものでございます。 それから園芸費でございますが、ここの真ん中辺に(空港関連)といろいろ書いてございますが、空港関連のものが主体になっております。 それから、ここで空港関連が以下ずっと出てまいりますが、今回、空港関連事業費といたしまして、当初予算で35億 4,774万円、そういう事業費が計上されております。前年度は21億6,832 万円でございましたので、前年度比当初ベースで63.6%増という空港の関連事業費が計上をされておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、26ページをごらんいただきたいと思います。 26ページ上の方、いずれも空港関連がございます。それから特産品振興費ということで、マイタケ、陸ワサビ、きのこオーナーと、何とかこの地方に定着したこういう特産品ができないかということで、さらに新しいものを加えまして研究をするというものでございます。 それから農地費でございますが、これも空港関連が大部分でございますが、それぞれここに書いてございまして、▼の上から2つ目、団体営土地改良事業費と、これ地形図作成委託で神林川西地区と、 130haとございますが、これはいわゆる再圃場というものでございまして、10aが1コマになっているんですが、これを30a、3倍の圃場に整備をし直すというものの今回、地形図作成の経費を新規に計上をしております。 それから、次に27ページをごらんいただきたいと思います。7款 商工費でございます。 商工費につきましては、ここの繰出金のところに公設地方卸売市場特別会計とございまして、3つにわけてございます。補助分、貸付分、減債基金分と。で、この補助分につきましては特別地方交付税で措置されたものの繰り出し、貸付分については、経営が赤字になるわけですが、この赤字分について一般会計で貸し付けをすると、3つめの1億 3,864万円、これが新規でございまして、先ほど市長の説明にもございましたが、市場会計で起債の繰上償還、土地処分代金を財源にして今年度繰上償還を予定をしていたわけですが、県等の指導もございまして、自前でそれを行うと。すなわち一般会計で減債基金を、一般会計へ市場から繰り入れまして、それを減債基金条例へ積み立て、毎年度償還に必要な額だけ一般会計を通じて市場会計へ計上して起債を返していくと、いわゆる自前で基金をつくって償還に充てていくと、そういう方式に変えてございます。これに関連するところがたくさん出てきますが、そういう意味のものでございますのでよろしくお願いしたいと思います。 それから商工業振興費につきましては、大型店対策が主要なものになっておりますが、商業振興事業費というところに補助金で商店街まちおこし事業ということで、ここに2分の1で上限 100万円と、5年間と書いてございますが、各商店街が工夫をして諸行事を行う場合の補助金の芽出しということで今回お願いしております。 それから、さらに大型店対策で共同施設設置事業費の補助率を引き上げると、こういうようなこともございます。 それから下の方へいきまして、この一番下の中小企業金融対策事業費。これも信用保証料、ここに書いてございますようにそれぞれ引き上げると。いわゆる全額保証料について補給をするということで、大型店対策に、大型店の進出に耐え得る体質づくりをしていくというものでございます。 28ページをごらんいただきたいと思いますが、これも中小企業金融対策資金の利子補給でございまして、いずれも充実をするわけですが、大型店対策でございます。 それから次に、観光費でずっと並んでおりますが、第6回松本城氷彫フェスティバル、ことし非常に好評だったわけでございまして、事業費をふやして行うというものでございます。 それから、三城に炊事場を新しく増設をするというようなことが主なものでございますが、それで一番下のところに、JR篠ノ井線新駅とございまして、本格的な調査をするわけでございまして、現在のところは平成3年度は調査と研究と、今の計画では平成7年度に建設をして、8年度ころから供用開始ができればという計画になっております。 それから29ページでございますが、ここは美ケ原温泉センターの管理運営費、それからさらに美ケ原自然保護センターの建設促進事業でございまして、それぞれ県と松本市が分担をして経費を負担してやっていくというものでございまして、この下に市の分、県の分というように分けて記載をしてございますので、ごらんをいただきたいと思います。 それから8款 土木費でございますが、この枠の2つ目、交通安全対策費、村井駅の駅前、すぐ南でございますが、立体駐輪場をつくるというものでございます。これは自転車普及協会から資金援助をいただいてつくるものでございます。 それから30ページでございますが、上の方の枠のところに、第5次交通安全施設等整備5箇年計画策定業務委託ということでございまして、こういう交通安全のための施設整備の計画をつくっていくと。その下の中町コミュニティ道路とございますが、中町通りをこのコミュニティ道路として整備をすると、こういうものでございます。 それから、道路新設改良費のところは、中段から下はここに空港関連と、こういうことでいずれも括弧書きをして書いてございますが、空港関連がここで全部で11路線、空港関連になっております。 それから31ページでございますが、上の方から松本トンネル関連、あるいはさらにここで空港関連、それから交通渋滞対策関連、市街化促進、他事業関連というようにそれぞれお願いをしております。それで、この他事業関連のちょうど真ん中辺で、(仮称)陸上競技練習場進入路(岡田)と書いてございますが、岡田の陸上競技練習場への進入路の道路の用地買収費でございまして、3億 5,490万円ということで、高額な予算をお願いをしております。 それから32ページでございますが、上の方の枠の一番下の(うち融雪対策舗装6路線、舗装延長 1,200m)でございますが、これはスパイクタイヤ対策で、傾斜の厳しい道路の交差点等に引き続き融雪対策の舗装を行っていくと、こういうものでございます それから橋梁につきましては、両島橋の本格的な工事にかかるというもの。それから単独橋梁では、下二子橋、二子橋の北側へ新しく橋をつくる、そのことについていよいよ調査が終わりまして、詳細設計、工事測量を始めると、こういうものでございます。この橋の事業費は、全体では6億 1,900万円というような事業費が見込まれております。 それからずっと下の河川改良費でございますが、堀川の事業費をここでお願いしておりますが、堀川はこれで終わりになります。 次に、33ページをごらんいただきたいと思います。 33ページの街路事業費でございますが、16.1%と大幅にふえておりまして、先ほど市長の説明にございましたように、この宮渕新橋上金井線、イベント対策等で積極的に推進を図る。それから、両島鎌田線も同様でございます。で、この上の表をごらんいただきますと、国庫等が減りまして、単独街路事業、単独を大幅に増額をして対応すると、こういうことにしてあるわけでございます。 それからその欄のずっと下の方で、駐車場整備計画事業費とございまして、駐車場対策を積極的に講じていくということで、ここで駐車場案内システムの導入を検討するというものでございます。これもイベント関連でございます。 次に、公園事業費でございますが、34ページをごらんいただきたいと思います。 この中で、上の表にございますが、やはり国庫補助の事業が減りまして、これはアルプス公園が前年度あったんですが、用地との関係で今年度計上しないということのための減が主なものでございます。単独の公園整備事業費が大幅にふえております。 それからこの表のちょうど真ん中辺でございますが、●がございますが、西南公園でございまして、これは空港関連、神林地籍の公園造成にいよいよ取りかかるというものでございまして、用地と設計、測量、全体事業費では16億 4,000万円ほどが予定をされております。 それからその少し下の●でございますが、芳川公園。これも芳川の緑農住区の中に公園をつくると、こういうことで始まっておるわけでございまして、総事業費では23億 8,000万円ほどかかるわけですが、今回、用地と設計と測量というものでございますし、一番下は寿プラントの汚水処理場の跡地を緑化するというものもここでお願いをしております。 それから、次は都市開発費、34ページの一番下は区画整理、ミニ区画でございますが、ここで相当前年を上回る事業費をお願いをしておりますし、35ページをごらんいただきたいと思いますが、上の方に中町街づくり事業費とございまして、中町のまちなみ修景事業をここで行うというものでございます。 それから、少し下に美しいまち松本づくり事業と、単独でずっと4つ並んでおりますが、これは美しいまち松本づくり基金の利子でもってそれぞれこういう事業を行うというものでございますので、よろしくお願いします。 それからその下の土地区画整理費でございますが、これもハードとソフトと両面にわたりまして事業の促進を図ると。上の中央西土地区画整理事業費のこれがいずれもハードでございまして、補償費あるいは道路築造費と、いよいよ現場へ道路ができてくると、新しい計画による、そういうものでございますし、中央西街づくり事業費、この下の方はいずれも事業促進のための組織づくりや指導業務、相談業務等の充実を図るものでございます。 36ページをごらんいただきたいと思いますが、住宅建設費でございまして、住宅建設費は南浅間がいよいよ終わりになりますので、今度小宮団地へ取りかかるというものでございまして、小宮団地の建設について用地、それから一部建設と、こういうものをお願いしていくものでございます。小宮団地はここに書いてございますように全体で 102戸と、こういうものでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それから37ページでございますが、消防関係でございますが、先ほど市長の説明ございましたように、上から少し下のところに、はしご車 9,190万円というものでございます。それからずっと下へいきまして、丸の内消防署移転改築費がお願いをしております。 10款 教育費でございますが、この下の方に事務局費、生涯学習推進事業費と、いよいよ生涯学習推進について事業費を計上して本格的に取り組みをするという経費でございますし、38ページをごらんいただきたいと思います。上の方は教員住宅でございますが、教員住宅の充実を図ると。今回かねて懸案でございました青雲寮の全面改築をすると。それから少し下りまして教育用パソコンソフト整備事業と、情報教育を行うためにこの教育用パソコンを導入をしていくというものでございます。以下、小・中学校でも関連の事業費が出てまいります。 それから小学校のところでは、これ●で地域指導者招へい事業と、これ新規のものでございまして、中学も同様でございますが、地域の指導者を教壇に立っていただいて、お話をしていただくというもので取り組んでおります。 それから学校施設費では、中山小学校、本郷小学校ということでそれぞれ対応いたしますし、菅野小学校の大規模改造にも着手をするというものでございます。 それから中学校費では、パソコン導入に伴う一連の整備事業と、それから39ページをごらんいただきたいと思いますが、小学校同様、地域指導者招へい事業というものの導入でございます。それから、中学校費では女鳥羽中学校の増築事業費というものがございます。さらにずっと下りまして女鳥羽中学校校庭拡張事業費ということで、拡張用地測量委託と書いてございまして、これはご承知のように、岡田小学校と女鳥羽中学、校庭共用でございまして、何とか隣接している用地を取得できないかということで、測量を行いまして対応を研究していくというものでございます。 それから社会教育総務費では、基幹図書館の最終年度、3年度事業、この表にございますようにいろいろございまして、6億 501万円の計上をお願いするものと。それから40ページでございますが、西部図書館、これは児童センターのところで申し上げましたが、今、公民館に間借りしているような形の西部図書館を新しく取り出しまして、同じ敷地の中で児童センターと一緒につくるというものでございますし、それからずっと下へいきまして新松本市女性行動計画というものが、10年の行動計画をつくっていくというものも新規になっております。 それから公民館費では、冷房が入ってない部屋がたくさんあるわけでございまして、この入ってない部屋に冷房を入れていくということ、あるいは町内公民館のリーダーづくりをしていくというようなものが主なものでございます。 それから41ページ、一番上、中央図書館、図書館ができましてちょうど 100年になるということの記念事業でございます。 それから博物館費では、重文開智の補修でございます。 それから文化費では、ここに司祭館、馬場屋敷、窪田空穂記念館、美術館、針塚古墳というようにそれぞれ新規事業がずっと並んでおりまして、特に美術館については基本構想を策定をしていくと、こういうものでございます。 それから42ページは、教育文化センターの管理費でございまして、科学博物館、子供に人気があるわけでございますが、設置してある施設が古くなってしまっておりますのでそれを更新をしていくと、こういうこと。それから、この情報化時代に対応する教育文化センターの学習機器整備事業費というものでございます。 それから体育振興費では、野球場の竣工記念のプロ野球招致事業費、あるいは少し下りましてIOC会長杯第2回国際卓球大会、バレーボールワールドカップ松本大会等々の記念事業費が計上されております。 それから43ページでございますが、真ん中辺に総合体育館管理運営費、同じく野球場管理運営費と、新しくできます両施設の運営費がここで計上されております。それから総合体育館については最終になりますが、この表にございますように18億 4,420万円の事業費が今回計上されております。 それから44ページでございますが、これは野球場、最終3年度12億 2,710万円の事業費計上というものでございます。それから●がございますが、岡田の陸上競技練習場、いよいよ用地の買収をいたしますので、今度、上の施設について設計を始めるというものでございます。それから●で3つ並んでおりますのは、いずれも地区における多目的広場の事業費でございまして、債務負担でお願いしているものでございます。 ずっと下りまして13款 諸支出金で、この▲の高料金対策分と、1億 9,630万円を減にしてますが、水道料金の高料金対策が、松本市の水道料金が該当しなくなるということになりますので、それを落としたものでございます。 以上が一般会計でございます。 以下、今度特別会計をごく要点だけ申し上げますが、45ページ松本城でございまして、北外濠土塁改修を西へ延ばしていくと、それから地下水源の調査委託をさらに進めると、それから太鼓門枡型石垣整備事業を進めると、こういうものでございまして、石垣整備を継続で図るというものです。 それから46ページ、国民健康保険会計でございますが、市長から説明がございましたように、当面暫定的予算を組むというものでございます。 医療費につきましては 1.9%増を見込んで計上すると。なお事業といたしまして、ここに国保の手引きとか、あるいは50歳人間ドック受検者の補助をふやすとか、そういう健康づくりにも取り組んでいるものでございます。 それから老人保健については、特に申し上げるものはございません。 それから次に47ページ、農業共済でございますが、これにつきましては、かねて懸案の果樹共済を積極的にひとつふやしたいということで、特に果樹共済にかかわる事業費が重点的に計上されておりますし、下水道事業特別会計につきましては、歳入では料金改定でございまして、平均改定率は12.6%と、こういうものでございますが、標準家庭では13.1%増というものでございます。それから、水洗便所の築造資金の貸し付けの変更に伴う事業費も、ここでお願いをしているものでございます。 48ページでございますが、制度改正につきましては一番上の表にございます。 それからこの下水道建設費のところで平成3年度見込み、年度末で普及率が65.5%になるというものでございまして、これに農村下水道等を入れますと66.8%になるということで、さらに一層普及率が高まるというものでございます。ただ、この下に公債費とございますが、公債費がふえてくるというものでございます。 市場については、特に申し上げることはございません。 それから49ページ、霊園会計でございますが、霊園につきましては歳出で墓所造成、それから多目的広場をつくっていくと、こういうものが主なものでございます。 それから50ページでは、流通業務団地建設事業でございまして、歳出で関連の道路の用地購入を行うと。 それから中央駐車場特別会計では、平成2年度でできなかったものを、平成3年度盛り直しをいたしまして建設をするという事業費でございます。 それから51ページ、住宅新築は特に申し上げることはございません。 住宅団地、中山ももう実質的に終わりになります。特に申し上げることはございません。 それから52ページ、観光事業、これも施設ができまして、平年度の経営になるわけでございます。 それから臨空につきましても、体育館の2年度分が事業費で1億 799万円というものが計上をされております。 それから農業集落排水は、特に申し上げるものはございません。 以上、新年度の水道事業会計を除くものにつきまして申し上げましたが、次に、別冊で補正予算につきまして、ごく要点的にご説明を申し上げますのでよろしくお願いします。 まず表紙をめくっていただきまして、1ページでございますが、一般会計、特別会計、下水道事業ということでございますが、一般会計では伸びが19%ということで、大型事業の関係もございまして、極めて伸び率が高くなっているのが特徴でございます。 それから2ページでございますが、歳入につきましてはこの市税、マイナス1億 1,900万円でございまして、市長から説明がございましたように、9月で減額をいたしましたが、さらに減額をせざるを得なくなったというものでございます。 それから、7款の地方交付税につきましては、再算定や特交の見込み、今年度の見込みをしたものでございまして、大幅にここで増額をしております。 国庫支出金等は、事業の繰り延べやとりやめ等に伴う減でございます。 それから15款の繰入金が6億 5,541万円と大幅に補正をお願いしておりますが、市場の減債基金の関係でございますし、それから18款 市債11億 4,072万円というものでございますが、体育館や岡田の陸上競技場の練習場に対する起債の取り込みというものが主なものでございます。 それから3ページでございますが、歳出、款別でごらんいただきますと、総務費が14億3,198 万円と非常に伸びておりますが、これは市場の12億 7,000万円をここで補正で受け入れて減債基金に積み立てると、こういうものでございます。 民生費については1億 5,878万円、二子の児童センターの用地、あるいは老人の措置費がふえてきたというものが主なものでございます。 それから土木費が2億 6,171万円の増と。かねて懸案でございました松本運動公園、空港関連でございますが、用地の買収というものでございますし、それから10款 教育費9億 8,359万円と、これは寿の多目的広場、今借りているものをここで買い取るというものでございますし、それから町内公民館の補助金の増というものが主なものでございます。 4ページでございますが、歳入の主なものは市税でございまして、ここの表でごらんいただきますように、個人の所得割で2億 470万円増額し、法人で3億 7,270万円減にするということでございまして、法人が2回にわたって大幅に減額をせざるを得なかったというものでございます。 あとは7款の地方交付税でございますが、先ほど申し上げておりますように再算定等に伴うものでございます。大幅にふえております。 それから5ページにつきましては、国庫補助金、中段のところで、ここに国庫補助金の真ん中のところに公園整備事業費補助金更正減とありますし、それから中央西地区についても、いずれも国庫補助金の減額ということになっております。 それから6ページでございますが、13款の財産収入のところで、この利子の追加がそれぞれ基金ごとに行われて、高金利と言われておるために大幅にふえております。 それから繰入金につきましては、15款の、この下のところにございますが、公設地方卸売市場、先ほど申し上げておりますように一番下の12億 7,000万円、ここで受け入れるというものでございます。 それから、7ページの18款 市債でございますが、市債の一番下に地域総合整備事業充当債、いわゆる交付税算入がされる、この起債の借り入れでございますが、岡田の陸上競技場、それからさらに総合体育館についてそれぞれこの額を借りる、充当するというものでございます。 次に、歳出でございますが、8ページにつきましては3款の民生費、真ん中辺に老人福祉施設措置費追加ということで 3,211万円の増、これは老人の特養への入所がふえてきたことに伴う増でございます。 それから、9ページをお開きいただきたいと思います。 児童福祉費で、上の段の真ん中辺に●がございますが、二子の児童センター用地買収費でございます。ここで新規に 3,844万円をお願いをしております。 それからずっと下にいきまして、6款の農林水産業費でございますが、ここで更正減で新農業構造改善事業費1億 1,478万円と高額な減をしておりますが、これは組み替えでございまして、次のページをごらんいただきたいと思いますが、次のページの上から▼で2つ目のところに、農業農村活性化農業構造改善事業費追加と、 8,419万円の増と、これとの組み替えでございまして、実質的な減ではございません。 次に、11ページをごらんいただきたいと思いますが、11ページにつきましては土木費でございますが、この道路橋梁費、一番上の●につきましては空港関連でございまして、ゼロ国債対応のものでございます。 それから、河川費でも●、一番上、堀川でございますが、これもゼロ国債対応のものでございます。 それから都市計画費でございますが、ここに真ん中の辺に●で県費補助街路事業費奈良井線とございまして、この奈良井線関係の用地と補償を追加するものでございます。単独街路につきましては北松本一帯、あるいは鎌田両島、これについて単独で事業を用地買収等を行うと、こういうものでございます。 それから、12ページをごらんいただきたいと思いますが、公園でございますが、アルプス公園につきましてはここで減額で、用地の交渉がうまくいかないということもございまして、全額減額をしております。 それから少し下りまして、単独中央西土地区画整理事業費追加というのがございますが、仮店舗あるいは事業を円滑に行うための用地購入費をここで計上しておりまして、2億 1,224万円の増ということで大幅なお願いをしております。 それから、あと13ページをごらんいただきたいと思いますが、13ページ10款 教育費でございまして、この社会教育費のところで、図書館の隣接用地の買収、あるいはここでその一番下の積立金、芸術文化施設整備基金で窪田空穂記念館の整備を目的に 3,000万円の寄附をいただきましたので、ここで積み立てをすると、こういうものでございます。 それから保健体育費では、この用地購入費、寿多目的運動広場、4億 4,546万円というものでございます。 それから14ページでございますが、岡田の陸上競技練習場の用地購入費でございますが、3億 7,300万円、こういうものをお願いしております。 なお、13款 諸支出金のところでは、高料金対策に該当しなくなったために水道事業会計繰り出しをするものを、ここで減額をしております。 以上、一般会計でございますが、特別会計につきましては15ページ以下でございますが、松本城につきましては、ここに大人、小人と書いてございますが、これ合計いたしますと矢印の数字を 100万 900人になります。この 100万人突破ということになるわけでございますので、よろしくお願いします。 それから、国保につきましては、ここで歳出で、それぞれ医療費の伸びが鈍ったために、それを当面予備費へ追加をしておくと、こういうものでございます。医療費の伸びが、現在のところ1.73%と、前年度は 4.9%も伸びていたわけですが、大幅に鈍っていると、風邪も余りはやらないということのようでございまして。 それから次の老人の医療費も、16ページの一番上をごらんいただきますと、これも医療費の減に伴う減でございまして、1億 8,291万円という減を見込んでおります。 下水道につきましては、それぞれ事業の進捗に伴うものでございますが、歳出の真ん中よりちょっと下に、管渠工事、これゼロ国債対応でございまして、債務で2億 7,400万円を増額をする。その下の管渠工事につきましても2億円ということで、下水道につきましてゼロ国債対応で前倒しで事業を促進をしていくというものでございます。 17ページ公設地方卸売市場につきましては、歳入で土地売払収入追加、処分の時期がずれていることに伴う単価アップ分等でございます。歳出のところで新市場償還金更正減12億 1,700万円の減と、これが先ほど来申し上げております繰り上げ償還をやめるというもので、逆にその下の繰出金に組み替えるというものでございます。 あとは特に申し上げるものがございませんので、以上で補正の説明にかえさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(大槻政彦君) いましばらくご協力をお願いいたします。 徳武水道局長。 ◎水道局長(徳武幸直君) 〔登壇〕 それでは、議案第55号 平成3年度松本市水道事業会計予算につきまして補足説明を申し上げます。 お手元の、先ほど企画財政部長が説明を申し上げました、平成3年度当初予算主要事務事業説明資料の54ページをごらんいただきたいと思います。 まず、収益的収入及び支出でございますが、収入総額が49億 8,922万円で、前年対比 1.1%減の、額にして 5,455万円の減となっております。また、支出総額は49億 5,993万円で、同じく前年度対比 1.1%減の、額にして 5,444万円の減となります。この結果、平成3年度の当年度純利益は27万円となる見込みでございます。 収入が減少した理由でございますが、これは前年度1億 9,630万円を計上いたしました一般会計からの高料金対策繰入金をゼロとしたことなどによるものでございます。 なお、水道料金の計上についてでございますが、平成2年度は夏場の高い伸びに支えられ、使用水量が例年になく増加いたしました。今年度はこのうち夏場の異例な部分を除きまして、その数値を基礎といたしております。そして、年間の自然増を38万tと見込み、積算をいたしました。前年度当初と比較しますと、金額で1億 2,838万円、率にして 3.2%の増を見込んでおります。 次に、支出が減少した理由でございますが、企業債の支払い利息が 1,571万円、減価償却費が 3,758万円減少したことなどによるものでございます。 続きまして55ページをごらんいただきたいと思います。 資本的収入及び支出について申し上げます。収入総額は9億 2,357万円で、前年度対比30.5%減、額にして4億 460万円の減となっております。支出総額は22億 1,745万円で、前年度対比16.6%の減、額にして4億 4,175万円の減となっております。収入が支出に対して不足する額12億 9,388万円につきましては、当年度分消費税資本的収支調整額 2,712万 2,000円、過年度分損益勘定留保資金8億 3,586万 7,000円、及び当年度分損益勘定留保資金4億 3,089万1,000 円で補てんすることとしております。 収入が大幅に減少した理由でございますが、これは工事費が減少したこと及び局単独施工分が生じたことなどによりまして、下水道関連の配水管布設替負担金が1億 8,775万円の減となったこと、また、前年度は奈良井川水管橋のかけかえ工事負担金が1億 7,000万円計上されたことなどによるものであります。なお、昨年度に引き続きまして、今年度も一般会計から長期借入金を1億円減少させております。 支出についてでございますが、3年度は企業債の繰り上げ償還を計上しておりません。このため、企業債償還金が2億 2,667万円減となりますほか、工事費も全体で1億 3,198万円減少をしております。経常費の関係では、総額18億円で進めてまいりました第3次配水管改良事業が6年目を迎え、事業費の92%を消化することになっております。 続きまして、議案39号の平成2年度松本市水道事業会計補正予算(第1号)について補足説明を申し上げます。 お手元の2年度の補正予算の概要の20ページをごらんいただきたいと思います。 まず、収益的収入及び支出でございますが、収入は 2,070万円の減額で、総額は50億 2,307万円となっております。支出も1億 2,925万円の減額で、総額は48億 8,512万円となり、この結果、今年度の当年度純利益は1億 1,458万円となる見込みであります。 収入が減少した主な理由でございますが、先ほどご説明申し上げましたように、夏場の異常高温等により水道料金が1億 5,714万円、また資金繰りが良好であったために、預金利子の収入が 5,805万円増加いたしましたが、反面、一般会計からの繰入金を1億 9,630万円減額したこと、給水管布設がえ負担金が 5,126万円の減となったことなどによるものであります。 支出の減少した主な理由でございますが、退職給与金が 6,000万円、減価償却費が 8,023万円とそれぞれ減少したことによるものであります。 続きまして、21ページをごらんいただきたいと思います。 収入が支出に対し不足する額13億 685万円は、当年度分消費税資本的収支調整額 2,146万7,000 円、過年度分損益勘定留保資金10億 1,980万円、当年度分損益勘定留保資金2億 6,558万 3,000円で補てんすることといたしております。 収入が減少した主な理由でございますが、ミニ区画整理事業等に伴う配水管新設負担金が5,216 万円増加いたしましたが、下水道工事に関連した配水管の布設替負担金が2億 2,699万円減少したことなどによるものであります。 また、支出の減少した主な理由でございますが、下水道関連配水管布設替工事が1億8,450 万円、特設配水管工事費が 4,800万円減少したことなどによるものでございます。 以上で、水道事業会計予算の補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(大槻政彦君) ただいま、理事者からそれぞれ上程議案に対する説明がありました。 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 本会議は明19日から24日までの6日間、当初予算説明会並びに議案調査のため休会し、25日午前10時再開の上、市政一般に対する質問を行います。 なお、発言される方は、所定の通告書に記載の上、質疑、質問とも20日正午までに提出願います。発言の順序はくじによって決定いたします。なお、質疑に限り当日の追加通告を認めることになっております。その場合は通告順といたしますので、ご了承願います。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。 午後3時44分散会...